冒頭発言 【谷垣禎一総裁発言】 間もなく、東日本大震災から1年が経ちます。この機会に、私自身の目でもう一度被災地の復興状況を確認しようと考えまして、今週末に福島県・宮城県・岩手県の3県を訪問いたします。復興状況を見ますと、復旧予算の執行も道路等では3.8%、病院等では5.2%という状況でありまして、十分な対応ができているとは言い難い。政府は、こうした現況を精査して、現場の声、現場のニーズに真摯に耳を傾けるべきであります。同時に、復興の行程表を再編成して、厳格な管理の下で進めて行くべきと考えます。これは、昨日の党首討論でも申し上げました。 また、震災の瓦礫についても、その処理が復興への大きな妨げとなっています。瓦礫処理の進捗状況は未だに5%。これは、神奈川県のケースでも見られますように、しっかりと地元に説明して、地域住民の理解を得るよう全力を挙げて取組む。これには国自らが一歩前に出て計画を策
震災瓦礫の問題を「日本の大変大きな問題」としてとらえ、これを国民としての誠意をもって整理をしてみます。数字は丸めてありますが、正確ですから、まずは問題の本質を良く理解するところから始めたいと思います。本当は政府や自治体が出すべき数値ですが、なかなか出さないので私の方から説明します。 1. 瓦礫の量は阪神淡路大震災と大きく違うのか? 阪神淡路大震災の時の瓦礫の量は2000万トン、東日本大震災2300万トン(環境相発表)で、わずかに東日本大震災の方が多いが、地域が広いことを考えるとほぼ同じか、むしろ東日本の方が面積あたりにすると少ない。 2. 瓦礫全体の内、どのぐらいを被災地の外で処理するのか? 瓦礫総量の内、わずか20%の約400トンを東京やその他の地域で処理する。80%が現地処理。 3. 瓦礫の処理が遅れている理由は何か? 「瓦礫の処理が5%しか進んでいない。これは瓦礫の引き受けが進んでい
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