菅政権が掲げる携帯電話料金の引き下げを巡り、業界首位のNTTドコモが大手で初となる主力ブランドの値下げで対応する方針を固めたことが30日、分かった。格安ブランドも新設し、政府が「値下げの余地が大きい」と指摘した大容量の20ギガバイトから割安なプランを提供する。 ドコモが主力ブランドでの値下げに踏み切ることで、多くの利用者に恩恵が及ぶことになる。一方、利用者の囲い込みを強めることで、総務省が掲げる楽天や格安スマートフォン事業者と大手との競争促進が停滞する可能性がある。 格安ブランドから提供する20ギガバイトのプランは、3千円前後とする方向で調整している。