「もうとっくに崩壊しています」。そう訴えるのは地方で働くベテラン学童支援員。少ない補助金で人材確保が難しい運営、働きの悪い高齢職員…劣悪な環境から「学童にいきたくない」と泣き出す児童も。そんな窮地を救った“新しい学童”の取り組みとは…。 【画像】すし詰め状態の学童保育の現状。それでもブラック学童に子どもを預けるしかない 高齢者ばかりの支援員、疲弊して動けない「集英社オンライン」ではこれまで、共働き家庭等の小学生を預かる「放課後児童クラブ」こと学童保育の実態について報じてきた。 すし詰め状態の「放課後児童クラブ」では数多の問題を抱えており、♯1 ♯2を報じて以降、学童関係者や利用者から様々な感想や意見が寄せられた。 今回、話を聞いたのは関東からほど近い地方都市の放課後児童クラブ(いわゆる学童保育)で働くベテラン支援員女性Aさん(40代)だ。Aさんの職場には高齢の支援員が多いという。 「うちで