9月の自民党総裁選で党内全7派の対応が9日、固まった。石原派(近未来政治研究会、12人)は会合で安倍晋三首相(党総裁)の支持を決め、竹下派(平成研究会、55人)は事実上の自主投票を正式に決めた。これにより首相は党所属議員(405人)の8割弱をまとめ、連続3選へ盤石の態勢が整った。一方、石破茂元幹事長は9日の石破派(水月会、20人)の会合で、10日に正式に出馬を表明すると明らかにした。 石原派の会合では、対応を一任されていた会長の石原伸晃前経済再生担当相が首相を支持すると表明した。石原氏は記者団に「首相に引き続き政権全般を担っていただくことが一番日本国のためになる」と語った。 竹下派会長の竹下亘総務会長は9日、長野市で開いた同派の会合で「できれば一本化したいという思いを強く持ってきたが、『できない』と昨日幹部の皆さんで判断した。衆院は衆院、参院は参院の立場で対応する」と述べ、自主投票を正式に