協力の起源に迫る発見がなされました。 日本の中部大学で行われた研究によれば、ヒト以外の動物(ベニガオザル)において血縁関係にないオス同士の「協力」行動が確認された、とのこと。 地球上には群れを作り協力し合う動物は数多く存在しますが、実はほぼ全てが何らかの血縁関係をベースにしており、ヒト以外の動物で血縁関係にないオス同士が協力し合うことはコウモリなどの一部を覗いてほぼ皆無となっています。 そのため研究者たちはベニガオザルの血縁関係にない協力行動が人間の「協力」の起源になっている可能性があると述べています。 しかし、ベニガオザルのオスは何を動機にして、血縁関係にない「他人」と協力する道を選んだのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年3月7日に『Frontiers in Ecology and Evolution』にて公開されています。
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