答えはもちろん、「盗作の蓋然性は100%に限りなく近い」である。 この事態を収拾するためには、盗用したことを認めて撤回する以外に方法はない。いつまで御託を並べていると確実に国際問題に発展する。またまた私たちの血税で尻拭いだ。 だからといって、世界中のただの一人も彼に同情などしないだろう。彼が盗作の常習犯であることは、本職のデザイナーであれば、瞬間的に分かるからだ。ただ、日本人の情緒性からすれば、彼を若干擁護すべき点もひとつだけある。 どこでも当てはまる無機的な東京五輪のエンブレム すっきりしないのが、盗作疑惑が沸騰している東京五輪のロゴ(この場合、エンブレム)の開発者である佐野研二郎氏。 8月3日付けで、彼が主宰するデザイン工房「MR_DESIGN」名義で声明を出している。 5日に記者会見を行って、「一切、そのようなことはありません」とだけ弁明した。本来であれば、彼なりの理論を武器に応酬す