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ブックマーク / www.msz.co.jp (3)

  • ドイツの戦後処理は、本来の意味でのリアルポリティクスに基づいている | みすず書房

    ドイツの戦後処理は、来の意味でのリアルポリティクスに基づいている 武井彩佳『〈和解〉のリアルポリティクス――ドイツ人とユダヤ人』 2017.01.27 「リアルポリティクス」とは直訳すれば「現実政治」であるが、弱肉強の権力政治(パワーポリティクス)とほとんど同義で用いられることが多い。しかしリアルポリティクスの源流は19世紀ドイツの自由主義者ロッハウが1853年に著した『レアルポリティークの諸原則』で、何が望ましいかということより、何が達成可能かを問い、そのための政策を求めるという意味での現実主義であった。そこにパワーポリティクスのニュアンスはない。 ドイツの戦後処理は、書の洞察によれば、来の意味でのリアルポリティクスに基づいている。ナチ政権の崩壊後、ドイツの人々は戦争の惨禍から立ち直るのに精いっぱいで、加害者意識は希薄、むしろ被害者意識が強かったが、ドイツ連邦共和国として再生した

    gogatsu26
    gogatsu26 2022/04/11
    “1853年に著した『レアルポリティークの諸原則』で、何が望ましいかということより、何が達成可能かを問い、そのための政策を求めるという意味での現実主義であった。そこにパワーポリティクスのニュアンスはない”
  • M・エクスタインズ『春の祭典』 | トピックス : みすず書房

    gogatsu26
    gogatsu26 2019/01/13
    “生を求めようとして数百万もの優れた人々を死なせた20世紀をまさしく象徴する。この音楽の作曲者ストラヴィンスキーがはじめこの曲につけようとしたタイトルは〈犠牲〉であった”
  • 数学は最善世界の夢を見るか? | 最小作用の原理から最適化理論へ | みすず書房

    光はどのようにして自らの行くべき最善の道筋を知るのだろう? 最小作用の原理を発見したモーペルテュイは、それを「神の叡智」によると信じた。ライプニッツの「可能世界」の概念とも結びつき18世紀に自然哲学上の議論を呼んだこの原理は、解析力学が成熟するにつれ、形而上学的意味を失っていく……。書は、最も合理的な解の解法をめぐる400年の物語だ。 オイラー、ハミルトンらによる解析力学の数学的発展、「力学を幾何学の領域へ連れて行った」ポアンカレ。数学によって世界の新たな見方を切り拓いた天才たちの離れ業には、魅了されずにいられない。著者はビリヤード球の運動を例に、可積分系から非可積分系への移行、計算から幾何への移行やカオスをわかりやすく描出している。 さらに同じビリヤードを使ってグロモフの「古典力学の不確定性原理」が解説されるのも、偉大なパズルが解けていくような驚きと痛快さがある。力のある読者はぜひ、ガ

    数学は最善世界の夢を見るか? | 最小作用の原理から最適化理論へ | みすず書房
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