東日本大震災で被害を受けた、宮城県南三陸町の名産志津川ダコをモチーフにしたキャラクターの文鎮「オクトパス君」が人気を呼んでいる。 「オクトパス君」は2009年に町観光協会が、英語でタコを表すオクトパスと「置くとパス」の語呂を合わせて合格祈願の縁起物として発売。受験シーズンには800個も売れる人気商品だった。 今回の震災で工房や販売施設も津波の被害に遭ったが、今年4月にボランティアで訪れた大正大学の学生たちが「オクトパス君」を“町の復興のシンボルに”と提案、6月に本格的な製作が再開した。 同品は震災前のセメント製から鉄製となり、1個1,200円で販売。収益の一部は東北復興支援金として被害が甚大な福島県、宮城県、岩手県および地元の南三陸町に均等配分し、寄付される。南三陸復興ダコの会の高橋会長は、「復興ダコ100万個の販売を目指したい」と話す。 ■東北復興 ゆめ多幸鎮 オクトパス君(公式サイト)