むかしから斯界に伝わる『相場歌留多』です。いろいろな相場格言を組み合わせたもので、米相場の時代から口伝で伝わったものを、株式市場を意識して編纂してあり、なかなかよく出来ています。現存している『近世いろは相場金言集』を参考に一部を他の格言に置き換えて復刻してみました。 [い] 陰陽はめぐりめぐりて循環す、陰極まりて陽となるなり [ろ] 論をたて相場の逆を張る人は、論に勝っても相場に敗れる [は] はじめから損する覚悟で相場せよ、思惑過ぎれば機会を失う [に] 忍耐し時期の到来まつが仁、あせって出れば負けと知るべし [ほ] 誉められる仕手は全盛の極みなり、人より先に提灯を消せ [へ] へ理屈をこねて自分の玉かばう、深いるばかりで損も見切れず [と] 獲った金儲けなりとて使うなよ、あずかったつもりで蓄えておけ [ち] チャンスは一瞬のうちに駆け巡る、先をよく読みはやく手を打て [り] 利乗り玉ま
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