ウィーン国立バレエ専属ピアニストとして、バレエダンサーを音楽の力で支えている滝澤志野さん。 彼女は日々の稽古場で、どんな思いを込め、どんな音楽を奏でているのでしょうか。 “バレエピアニスト”というプロフェッショナルから見たヨーロッパのバレエやダンサーの“いま”について、志野さん自身の言葉で綴っていただく連載エッセイ。 日記の最後には、志野さんがバレエ団で弾いている曲の中から“今月の1曲”を選び、読者のみなさんのためだけに演奏した動画も掲載します。 更新は隔月(基本的に偶数月)です。美しいピアノの音色とともに、ぜひお楽しみください。 ♪「ウィーンのバレエピアニスト 滝澤志野の音楽日記」バックナンバーはこちら 毎年この季節になると、寒空の下で宝石箱のように煌めきを増すウィーンの街。そう、ウィーンは音楽・芸術の都であると同時に舞踏会の街であり、1月から2月にかけて夜な夜な舞踏会が開催されるのです