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ブックマーク / daen.hatenablog.jp (2)

  • 十二支SFを考えてみる - 誰が得するんだよこの書評

    SFに出てくる動物といえばのイメージがある。ハインライン「夏への扉」の影響だろうか。だが世に動物萌えの種は尽きまじ。SF以外にも様々な動物が取り上げた作品があるはずだ。というわけで十二支SFを考えてみる。 子(ネズミ):ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」 アルジャーノンは小説界通しても最も有名なネズミでしょう。他に鼠SFとしては冲方丁「マルドゥック・スクランブル」のウフコックとか。 丑(ウシ):津原泰水「五色の船」(「11」収録) 牛SFはぱっと思いつかなかったので、そのかわり牛の身体と人の顔を持つとされる妖怪「くだん」を扱ったこの短編に。おそらくここで紹介した作品の中で一番文章がきれい。 寅(トラ):ベスター「虎よ、虎よ!」 虎はでてこないらしい(おい)。 卯(ウ):ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」 ウサギってあんまりネタにしづらいですよね。あとは「ピーター・ラビット」

    十二支SFを考えてみる - 誰が得するんだよこの書評
    gogatsu26
    gogatsu26 2011/09/15
  • 「なぜ人を殺してはいけないの?」に、ニーチェがマジレスしたら - 誰が得するんだよこの書評

    どうなるんだろう。 というわけで、ニーチェ「善悪の彼岸・道徳の系譜」の解説です。ニーチェは哲学や政治学をやるのなら必読だと思うのですが、いかんせん文学的な表現が多すぎて何を言っているのかよくわかないと投げ出す人もいるんじゃないですかね。というわけでニーチェの思想で一番使える「相対主義」にしぼって説明します。 通常の哲学とニーチェの哲学の違い 哲学は形而上学とも呼ばれています。メタフィジカルな学問だというのです。つまり物理的・現実的(フィジカル)なことにたいしてどのように人間が取り組むかという、現実(フィジカル)より上位(メタ)の構造・ルールについて研究するのです。たとえば、人間の肉体がどのような仕組みで動いているかというのはフィジカルな話ですが、人間はどのように生きているのか・どう生きるべきなのかというのは、メタフィジカルな話です。 さて、ニーチェがやっているのは通常のメタフィジカルな話で

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