ENEOSが国内初となる合成燃料の製造プラントを完成。いわゆる「e-fuel」の製造に本格的に乗り出します。どのような仕組みで、何が強みなのでしょうか。 どんな仕組みなの? ENEOSの「合成燃料」 石油元売り大手のENEOSは2024年9月28日、同社中央技術研究所(横浜市)で「合成燃料製造実証プラント」の完成式典を開催しました。石油に代わる新たな燃料、いわゆる「e-fuel」の生産がいよいよ始まります。 拡大画像 プラント完成式典にて。合成燃料で走るバスも披露(深水千翔撮影)。 ENEOSホールディングス(HD)の宮田知秀社長は「合成燃料は水素とCO2(二酸化炭素)を原料としたカーボニュートラルな燃料だ」と話し、「空気中のCO2から航空機やさまざまな車を動かす燃料を生み出すという夢のような技術が、ここ日本で手の届くところまで来た」と述べていました。 この「合成燃料製造実証プラント」は新