参考:厚生労働省 成長実現ケースは経済が好調に成長した場合、ベースラインケースは経済が低調もしくは衰退した場合を想定しています。 上記のシュミレーションの名目賃金上昇率は過大な伸び率だといわざるを得ません。なぜなら、2014~2018年の名目賃金上昇率の平均は前年比0.6%だったのに対し、ベースラインケースですら名目賃金上昇率の平均が1.3%と2倍以上もあるからです。 あまりに経済が堅調に成長する前提すぎると思いませんか? 最近では、コロナウイルスの影響で以下のように倒産する企業がどんどん増え、失業率が増加しています。 (倒産数) 引用:帝国データバンク (失業率) 引用:厚生労働省 このように多くの企業が倒産し、失業者が出ている中で賃金は一気に下降傾向にあります。 引用:厚生労働省 こういった状況下で、賃金が好調に推移していくとは考えづらいですよね。 さらに、日本のトップ企業であるトヨタ