乙女の塔の名前の由来は?塔にまつわる切ない伝説 乙女の塔については、いくつか言い伝えがありますが、最も有名なのは、ある国王と娘の物語です。 「王女が18歳の誕生日にヘビに噛まれて死ぬ」と占い師に警告された王様は、娘である王女を守るために塔を建てて彼女をそこに閉じ込めます。その間、王様は娘に会いに定期的に塔を訪れていましたが、18歳になる日にプレゼントとして持っていった果物を詰めたカゴの中に忍び込んでいた毒ヘビに噛まれ、予言通り娘は命を落としてしまいました。 この王女の悲劇から、“乙女”の塔と名付けられたといわれています。 また、別の逸話として、へーローとレアンドロスの物語があります。レアンドロスという青年が、塔に住むアフロディーテの巫女・へーローに恋をします。レアンドロスはへーローに会うために、塔に灯された光を道しるべとして海峡の対岸から毎晩泳いで塔に渡っていました。しかしある嵐の日、荒れ