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Bookと心理に関するgogatsu26のブックマーク (8)

  • 『ステレオタイプの科学』 色眼鏡で見られると本当にできなくなってしまう - HONZ

    「女性は数字に弱い」「高齢者は記憶力がわるい」「日人はアフリカ系の人に比べて身体能力で劣っている」。わたしたちはしばしば過度の一般化を行い、特定のステレオタイプをとおして周囲の人を眺めてしまう。そして、そうしたステレオタイプがときとして深刻な偏見や差別を生み出してしまうことは、多くの人が知っているとおりである。 だが、ステレオタイプがもたらす悪影響はどうやらそれだけではないようだ。なんと、否定的なステレオタイプをとおして眺められると、眺められたその人は、学業やスポーツ、仕事などで実際にパフォーマンスが落ちてしまうというのだ。 書は、アメリカの著名な社会心理学者クロード・スティールによるものである。スティールを有名にした研究のひとつが、「ステレオタイプ脅威(stereotype threat)」に関するものである。そして、そのステレオタイプ脅威こそが、先に述べたパフォーマンスの低下を引き

    『ステレオタイプの科学』 色眼鏡で見られると本当にできなくなってしまう - HONZ
  • 今日の平凡社: 全項目新原稿、30年ぶりの最新版『最新 心理学事典』

  • ホント!? 『反省させると犯罪者になります』 - HONZ

    犯罪者を反省させればさせるほど、累犯者が増える。それどころか、ちょっと悪いことをした人を反省させることを繰り返していけば、その家系からいずれ犯罪者が生まれるかもしれない、と著者は主張する。 うそだろ? とまず思う。しかし書を読み進めれば、多くの人が「体感」として腑に落ちるはずだ。 ポイントは「反省すると犯罪者になる」ではなく、「反省させると……」だということ。そしてその「反省させる」とは、具体的には、子どもの頃から(少なくとも私は)言われ続けた「言い訳するな! 反省しろ!」といった態度のことを指す。こういったシチュエーションでの「反省させる」には、必ずといっていいほど「言い訳するな」と「相手の気持ちになって考えろ」という言葉がセットになっているが、何よりこれがいけない、というのだ。 著者はLB指標の刑務所で更生支援をしている。HONZの読者ならおなじみの言葉かも知れないが、Lはlongの

    ホント!? 『反省させると犯罪者になります』 - HONZ
  • Amazon.co.jp: サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ (中公新書): 下條信輔: 本

    Amazon.co.jp: サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ (中公新書): 下條信輔: 本
  • [書評]サブリミナル・インパクト 情動と潜在認知の現代(下條信輔): 極東ブログ

    人間は自分で意識し、自由な意志をもって行動していると思い込んでいる。だが脳の機能を実験的に解明していくと、実は人が自覚していない脳の認識プロセスの結果として、その意識や意志が出力されていることが明らかになってきた。 人が気がつかない何かが、その人の意識を決定しているというのだ。では、その何かとは何か。現代に溢れる各種メディアの情報である。意識的に気がつかないがゆえに、人の意識の及ばないところにあってその意識に注入され、意識を決定する。それが現在の人間の置かれた状況であり、そもそも人間とはそのような存在として進化してきたのではないか。書「サブリミナル・インパクト 情動と潜在認知の現代(下條信輔)」(参照)が問い掛ける、ある意味で奇っ怪なメッセージはそれだ。 人の脳の意識構造にありながら人は意識していない領域を、著者下條は潜在認知と呼び、潜在認知を突き動かしているのは情動であると考え

  • 悪の遺伝子―ヒトはいつ天使から悪魔に変わるのか - 情報考学 Passion For The Future

    ・悪の遺伝子―ヒトはいつ天使から悪魔に変わるのか 美しかったが性格異常の姉に苦しめられた女性科学者が、私怨をこめまくって書いた悪の遺伝子研究の。「邪悪な」姉の写真も使いまくりながら、他者を陥れる異常性格が形成される理由を暴こうとする。 「一見して、邪悪としか思えない人物がなぜ存在し、政治や宗教、学問の場、一般の職場やふつうの家庭まで、さまざまな社会構造の中で、いかに「役割」を果たしうるのか、あるいはトップにまで昇りつめることすらありうるのか?」 ヒトラー、ムッソリーニ、ポル・ポト、チャウシェスク、サダムフセインには不気味なほどの対人スキルの高さと感情の乏しさという共通点があった。脳を調べていくと、正常な人と反社会的な人では、「血・下水・地獄・レイプ」などのキーワードを聴いたときの脳の反応の仕方が大きく異なっていた。道徳心は実体のある神経学的プロセスである可能性があるという。 古典的な優生

    gogatsu26
    gogatsu26 2009/06/19
    「道徳心は実体のある神経学的プロセスである可能性がある」
  • つい悪用したくなる「サブリミナル・インパクト」

    自衛のためだけでなく、活用のために読むべし。 無意識の認知メカニズムが、人の意思を「意思決定」しているよ、という。さらに、そうした認知系に直接トリガーをかけ続けているのが現代社会で、わたしたちは自分で選んでいるようにみえても、それは制御された結果なんだよ、と主張する。 SFでさんざん弄ばれてきたテーマなので、別に驚きゃしない。が、ここまで検証されると、恐ろしいを通り越してこっちが利用したくなる。マスメディアを通じた大衆誘導や世論操作、欲望を活性化させるコマーシャリズムは、もはや「古典」。むしろ、騙されていることに自覚的になることで、毒をもって毒をコントロールできるようにならないと。 たとえば、新型インフルエンザ。甘く見るのは問題だが、露出操作の裏側に、"意図"を垣間見ることはできないか。マスコミ露出が激しくなるにつれ、「なぜ今?」という疑問が出てくる。流行は以前からあったにもかかわらず、

    つい悪用したくなる「サブリミナル・インパクト」
  • 赤の女王とお茶を - マインド・ハックから脳を守る二冊 ~その1・実践編~

    お正月は主にを読んだり攻殻機動隊S.A.C.を観たりしておりました。 課題図書にしていたのは前から気になっていたコレ。 影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか 作者: ロバート・B・チャルディーニ,社会行動研究会出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1991/09/01メディア: 単行購入: 12人 クリック: 699回この商品を含むブログ (123件) を見るいや、噂にたがわず面白い。 これはもう現代人必読の書といっても構わないのではないでしょうか。 基は心理・認知・行動科学的な原理の紹介と解説なのですが、その中でも社会生活に特に密接に関与する法則に重点がおかれています。著者自身の体験やフィールドワーク、実験や実例も豊富で、なかなか説得力があります。 特筆すべきは、現代に蔓延する強力な心理・認知トリック(広告やマーケティング含む)をしっかり把握し、それらから自分の認識を防衛すべきだ

    赤の女王とお茶を - マインド・ハックから脳を守る二冊 ~その1・実践編~
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