Intelが発表した「3次元トライゲート・トランジスタ」って何だ? 「Ivy Bridgeの性能を大きく引き上げる技術」の正体に迫る ライター:本間 文 22nmプロセス技術を採用し,立体構造となる3次元トライゲート・トランジスタ 米国時間の2011年5月4日,Intelは,3次元構造を採用した新型トランジスタ「3-D Tri-Gate transistors」(3次元トライゲート・トランジスタ,以下日本語表記)を発表した。別途お伝えしているとおり,22nmプロセス技術を採用して製造される次期主力CPU「Ivy Bridge」(アイヴィブリッジ,開発コードネーム)の量産に利用される予定だ。 3次元トライゲート・トランジスタは,2002年の時点でIntel Researchが研究開発成果を公表していたもの。簡単にいうと,電流を制御するゲートの構造を従来の2次元から3次元へ移行させることで,漏