2010年5月10日のブックマーク (1件)

  • こどもの日の逡巡、あるいは感傷世界のブラック企業 - 関内関外日記

    こどもの日の夜のことである。俺はスーパーの安売り惣菜売り場に居た。この時間なら、多くの商品に半額シールが貼られている。この日もそうだった。 目についたのはお寿司の類である。パックにシールが貼られている。金太郎のイラスト、こどもの日、なのだ。 俺は、そのうちの、マグロの赤身の握りと鉄火巻のセットが気になった。半額ならばたいへん安い。 とはいえ、俺はそれを手に取るのに逡巡した。もしかしたら、ゴールデンウィークの日も働いたお母さんが、閉店間際にこのスーパーに立ち寄り、こどもの大好物のマグロを買いたいかもしれない。ささやかで、遅い夕。俺がそれを潰していいのだろうか。 しかし、これが売れ残ったらどうなるだろう。お寿司はさすがに廃棄だろう。こどもの日ということでこどもたちに楽しんでもらおうと、せっかくたくさん用意した、金太郎のシールつきのパックが廃棄されていく。スーパーの人にとっても、それは決して楽

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