歩道を歩いていて、後ろから自転車にベルを鳴らされる。脇によけると、携帯音楽プレーヤーを耳に、携帯電話を手にした若い兄ちゃんが、スピードも緩めずに走り抜ける。ムッとした経験のある人も多いだろう。歩行者対自転車の事故も増えているようだ。 自転車のルールはどのくらい守られているのか。ルールを振り返りながら、街で調べてみることにした。ある日曜の昼下がりから夜にかけて、東京の下町の一角で。 1:横断歩道を渡るとき 自転車が歩道を走る場合、車道に近い側の半分を走らなくちゃならない。 そして横断歩道を渡るときは、自転車マークの描かれた「自転車横断帯」を渡らなくちゃならない。 20台の自転車を調べたところ、自転車横断帯を渡っていたのは5台だけ。ほとんど意識されてない感じだった。 2:赤信号のとき 当たり前だけど、止まらなくちゃならない。筆者は赤信号で止まったとき、後ろから別の自転車に追突されたことがある。