生レバーを客に提供していたとして、京都府警が食品衛生法違反の疑いで焼肉店の店長らを逮捕した事件。焼き肉店が集まる大阪・鶴橋駅周辺では「うちの店では一切出していないのに」と落胆する店主がいる一方、「暗黙の了解で常連さんに出す場合もある」と本音を漏らす店主もいた。 JR鶴橋駅近くで焼き肉店を経営する女性(48)は「禁止されて以降、お客さんに頼まれても一切出していない」と話す。ただ“復活”を期待する客も多く、他の店主らと連携し、安全な食べ方がないのか模索していたときだっただけに「このような事件が起きてしまい残念」と言葉を詰まらせた。 一方、同駅近くのある男性店主は「たまに生レバーを提供するときもある」と打ち明ける。男性店主によると通常の客には出さないが、常連客しかおらず新鮮なレバーが入荷できたときに限って提供。「焼いて食べてね」と一声かけるが、生で食べるのを黙認しているという。男性店主は「長年店