チャイナテレコムとか株価さがってるけど5Gには熱心よね テクノロジーを巡る覇権争いで、中国は世界最大の第5世代(5G)移動通信ネットワーク構築を通じて主導権を握ろうとしている。 そのため頼りになるのが中国共産党による一党支配体制だ。国有の通信事業者は安価かつ迅速に周波数を取得でき、数十万の5G基地局設置で承認を得る費用もかさまない。 中国以外の国では、5Gネットワークを築くコストに大手電話会社も二の足を踏む。だが中国の通信会社なら、政府の指示に基づき先に進むだけだ。周波数は事実上無償で取得、米国の通信事業者が支払う半分以下の価格で機器・装置を手当てできる。 世界に先んじて5Gネットワークを大規模に構築すれば、工場オートメーションや自動運転車といった産業分野を支配するという中国の野心を満たすのにも役立つ。 「5Gは産業革新の基盤であり触媒だ」と、デロイト・コンサルティングでテクノロジー・メデ