日立製作所は9日、10日から銀行や証券といった金融機関を中心に「大量高速データ処理ソリューション」の提供を開始すると発表した。2010年までに400億円の販売を目指す。 証券取引業務などを中心に、ミリ秒レベルと呼ばれる超高速なシステム応答性能を実現するシステムの開発競争が激化するなか、超高速トランザクションシステム構築と超高速バッチシステムの実現で先手を打つ。まずコンサルティングによりシステム設計を行い、株式市場などでの適用が検討されている超高速データ処理のための「インメモリデータ処理技術」や「グリッド処理技術」、「イベントストリーム処理技術」といった技術に対応した統合システム構築基盤「Cosminexus」製品群を活用してオンラインシステムやバッチシステムを構築。稼動後の保守サポートまでをワンストップで提供する。 これにより、例えば、証券取引システムなどで求められる超高速のオンライン取引