新潟女児殺害事件はようやく容疑者が捕まった。わずか100メートルしか離れていない近所の「普通」の会社員による猟奇的殺人事件。 もちろん、容疑者本人に問題があるのだが、地域として何か取り組むべきことがあるのだろうか。『名言力』(大山くまお著)という本に、ハッとする言葉が載っていた。紹介したい。 「人は人と関係を持つことによって、その存在を確かめ合うことができる。誰とも関わらず一人で生きようとしても、他人から認めてもらえない限り自分がいるって信じられなくなってしまうのです。自分の存在を信じられなくなってしまった人は、自分の存在意義を求めて暴発してしまうことがあります。その一例が無差別殺人でしょう。犯人は見ず知らずの人の命を奪うことによって、無理やりその人との関係性を作り上げてしまうのです。一方的に」 自分の存在感を実感したいがために人を殺す―。 人との関りが薄れていくと、それに反比例して、マイ