結婚相手はどのような要素で決まるのか。経済学の視点から女性の幸せを研究する拓殖大学准教授の佐藤一磨さんは「BMIの高さが相手の所得や学歴との交換条件として機能することを示す研究があります。恋愛結婚が主流の社会では結婚の『取引』としての側面が顕在化し、マッチングアプリなどの登場でそれがより強化されている可能性があります」という――。 「結婚相手は自分を映す鏡」を経済学の視点で考える 筆者は「女性の幸せ」を経済学の視点から分析しているのですが、中でも結婚というライフイベントに大変興味を持っています。 この結婚に関連して、「結婚相手は自分を映す鏡」といわれることがあります。 自分の状態を反映した人が結婚相手になっているということを意味するのだと考えられますが、これには次の2つの解釈がありえます。 1つ目は、「自分と似た人と結婚している」という解釈です。いわゆる「似た者同士の夫婦」であり、バックグ