東京都の舛添要一知事が知事就任直後の2014年3〜4月、自身の似顔絵がデザインされた和菓子を政治資金で大量購入していたことが分かった。参院議員時代の10〜12年の海外出張時にも特注印鑑などを政治資金で買っていた。神奈川県湯河原町の別荘への公用車通いでも、都のルールに反していた疑いが新たに浮上した。 舛添氏は政治資金の支出や公用車使用を巡って13日の記者会見で釈明した。その後も不透明な支出などが相次いで明らかになり、20日の定例会見で再説明を求められる見通し。 舛添氏の資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」(14年解散)の政治資金収支報告書によると、14年3〜4月に「土産代」として都内の菓子製造・販売会社に計9万8552円を支出していた。この会社は、政治家をキャラクターにした商品で知られる。