QEMUの仮想フロッピーディスクコントローラ(FDC)に脆弱性が発見された。QEMUの仮想FDCはKVMやXenによる多くの仮想化システムで採用されており、仮想マシンをクラッシュさせたり、ホスト上でそのQEMUプロセスの権限で任意のコードを実行させられる脆弱性があるという(Red Hatのナレッジ記事、CVE-2015-3456、ITmedia)。 この脆弱性は「VENOM」と呼ばれており、XenやKVM環境に対し影響があるとのことで、VPS事業者なども対応に追われている模様。すでにRHELやDebianなどでは問題を修正したパッケージがリリースされている(DebianのSecurity Tracker)。