「低価格にフォーカスしたNetbookとは発想が全く違う」「ミニノートとは一線を画すつもりで開発を進めてきた」「PC市場に新しい風を吹き込む」──発表会でソニーは、type Pが「ミニノート」「Netbook」と呼ばれる製品ジャンルとは異なることを繰り返し強調した。 ミニノート・Netbookは昨年、4~6万円といいう低価格でブームに火が付き、今や国内PC市場の2割を占めるまでに成長した。火付け役となった「Eee PC」のASUSTeKやAcer、Dell、Hewlett-Packardら海外の強豪メーカーに加え、東芝、NECなど日本メーカーの参入も相次いだ。 プレーヤーがひしめく同市場だが、「Netbook」という規格上の制限があるため、各社の製品はスペック的に差別化がしにくく、早々に価格競争という体力勝負に陥らざるを得ない側面もある。Netbook市場は急成長しており、メーカーとしては