「ぶた」ができてから数日間は眺めたり折り直したりしていた。このような作業によって、だんだん自分の中での位置づけが収まるべき場所に収まってくる。「これでいいのか?」から「こんなものだな」へ得心の過程とでも言うか。その間、考えたことをちょっと書き残しておく。 シンプル作品では、ディテールでアピールができない分アウトラインがより重要になってくる。近年は、アウトラインの持つ表現力ということをよく考えるようになった。シルエットだけでもなにか訴えかけるものがある造形ができればと思うのだけど、なかなかむつかしい。 ただ「ぶた」の造形はそのシンプルさのわりに、アウトラインの持つ情報は貧しくなっていない(と思う)。特にうまくいったと思っているのはお腹が少しでっぱったように見えるところだ。 この図は平面にしたときのシルエットで表れている角度(22.5度を1としている)を書き込んでみたものなのだけど、こう見ると
ウェブで参照できるものに限り、紙媒体などは省いた。 ※随時追加予定(最終更新20210613)。 心構えなど 創作に思うこと - Capriccioso(ouch!さん) 誰でも簡単に創作出来る方法 - 多趣味生活(しゆみさん) 折り図による折り紙と創作との違い(初心者として) - 空っぽの人生(善四郎敏直さん) 創作とは何ぞや? - おりがみBOY in Australia(genさん) 創作ができるようになった経緯 創作のこと - 新世代雑記部屋(新中人さん) 創作・・・法? - 折紙人の独り言(琴希さん) アドバイス? - Capriccioso(ouch!さん) Start - Origamity(鶴田芳理さん) 創作法全般 折紙設計のススメ - ようこそ、折紙のホームページへ(目黒俊幸さん) ようこそ折り紙のホームページへ 掲示板過去ログまとめ(目黒俊幸さん/小松編集) 折り紙創
単純/simple ←→ 複雑/complex A, B 小品/short piece ←→ 大作/voluminous A, B, C 省略/omit ←→ 細密描写/detail A 抽象/abstract ←→ 具象/representational A デフォルメ/design*1 ←→ リアル/realistic A 折り紙的/origami-like*2 ←→ 彫塑的/solid-oriented A 幾何学的/geometric ←→ 有機的/organic A 省加工/raw-base ←→ 加工(仕上げ)/shaping A あっさり/light ←→ コテコテ/heavy A 低解像度/lo-res ←→ 高解像度/hi-res A 明解/clear ←→ 難解/hard to understand B 簡単/easy ←→ 高難度/hard to fold C 初心者
前の記事 日本滞在レポート:飯野賢治氏とカレーを食べた 本日夜、「探査衛星の月面衝突」を生中継 次の記事 「折り紙の美と知性」を伝える米国の映画(動画) 2009年10月 9日 Wired Staff Vanessa Gould氏が制作したドキュメンタリー映画『Between the Folds』は、折り紙という「数学的なアート表現」を追求している。 「芸術の科学、科学の芸術」をサブタイトルにしており、現代的折り紙に人生を捧げた、世界各国のアーティストや科学者たちをとりあげている。 [日本人では神谷哲史氏や吉澤章氏などが紹介されている。アーティストのリストはこちら。作品を見ることができるギャラリーはこちら。 吉澤章氏は1911年生まれ。日本の創作折り紙の第一人者であるとともに、折り紙の世界的な普及に尽力したことで知られる。2005年に94歳で死去。神谷哲史氏は1981年生まれで、「超複雑系
PCのモニタの前に長時間座る生活を送るようになると、紙を折る機会は以前より確実に減っているように感じる。 特に折り紙ともなると、小さな子供の居る家では無い限り、多くの人にとって最後にしたことを思い出すためには記憶を相当にさかのぼる必要があるのではないだろうか。 ただ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の試みにあるように、新素材などの素手では折れないものを折るようになってきており、そこには折り紙の原理が生きている。 本稿では、素手で折れる領域を離れた折り紙の現状と今後について考えてみたい。 折り紙の理論とツール 折り紙というと、千羽鶴の鶴や紙飛行機などをまず想像するのが一般的ではないかと思うが、非常に複雑な作品も世の中には存在している(MITにおける例)。 非常に複雑になっている折り紙は数学的な考察の対象にもなっており、折り紙工学に関する国際会議などで 議論されている。 そこでは、数学的な計算
随分と間があいてしまったが、このシリーズはまだまだ続くんである。というわけで、第15回折紙探偵団コンベンションで展示した「Girls-BP #01(素体)」の解説をしばらくしてみようと思う。コンベンションに手ぶらで行くのだけは阻止したいと、8月に入ってから突貫工事気味に創作した。 一言で言うならば、「隻腕アンドロイド2」から各部に手を加えて裸の全身像を作ってみた、というものだ。裸に見える出来になっているかは微妙だが、見えなければ見えないで都合がよいかもしれないので(?)まあよい。 なぜ裸なのか? 理由のひとつは、折り紙では伝統的にチャレンジングな題材とされていること。もうひとつは、今言ったことと矛盾するようだが、自分としては服を着てる方がむつかしいような気がしたからである。「隻腕〜」からの発展としては、ヌード像の方がやりやすそうな気がした。 使用紙は、最初はCMC処理和紙でやろうと思ってい
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