大阪市選管は30日、同市西淀川区内の投票所で、父親(47)と一緒に来ていた女児(11)が、比例選と最高裁裁判官の国民審査の投票を行った、と発表した。 担当者が誤って投票用紙を渡したためで、女児は「用紙を渡されたので投票した」と話しているという。他の投票用紙と区別できず、有効票として扱われる。 市選管によると、同日午後2時頃、父親が小選挙区の投票を終え、比例選と国民審査の投票用紙をそれぞれの担当者から受け取る際、いずれの担当者も、後を歩いていた女児にも用紙を渡した。 投票所の責任者が気付いた。女児は身長約1メートル50。担当者の1人は女児と顔見知りだったが、「大柄だったので有権者だと思った。顔は確認していなかった」と話しているという。