手塚治虫さんなど数多くの漫画家が暮らしたことで知られる、東京・豊島区のアパート「トキワ荘」の跡地近くに、訪れる漫画ファンのための休憩施設が完成しました。 「トキワ荘」は、手塚治虫さんをはじめ、赤塚不二夫さんや石ノ森章太郎さんなど、多くの漫画家が生活しながら腕を磨いたことで知られ、建物がなくなったあとも、跡地には大勢の漫画ファンが訪れています。休憩施設は、こうしたファンのために、地元の豊島区などが跡地の近くにある空き店舗を改修して整備しました。 14日、地元の人などおよそ1000人が集まって記念の式典が開かれ、「トキワ荘」に住んでいた漫画家の鈴木伸一さんなどが看板にサインや似顔絵を記して、完成を祝いました。 完成した施設は2階建てで、1階はゆかりの漫画が読める休憩スペースになっているほか、2階には当時の部屋が再現され、漫画家たちの名前が記された町内会の名簿など、当時の資料も展示されています。