長野県・志賀高原のホテルで1月、宿泊していた高校生約170人の貴重品が盗まれた事件で、県警は7日、このホテルの元アルバイト従業員で、同県山ノ内町夜間瀬、建設作業員高山憲一容疑者(47)=別の窃盗容疑で逮捕=を建造物侵入と窃盗の疑いで再逮捕し、発表した。高山容疑者は容疑を認めているという。 中野署と県警捜査3課によると、高山容疑者は今年1月7日夜~8日朝、同町の「ホテルサニー志賀」に侵入し、スキー合宿中だった私立桐光学園高校(神奈川県)の高校生約170人分の財布やスマートフォンなど計493点(288万円相当)と、現金101万円を盗んだ疑いがある。 高山容疑者は3月、長野県中野市内のパチンコ店で財布などを盗んだとして、県警に窃盗容疑で逮捕されていた。 このホテルでは昨年8月にも、東京の大手学習塾が合宿中、中学生約340人の貴重品が盗まれる被害があり、県警は関連を調べている。