ゴジラシリーズ最新作「シン・ゴジラ」が7月29日全国一斉公開されました。12年ぶりにスクリーンにカムバックした「シン・ゴジラ」は、私たちに何を訴えかけているのでしょうか。配慮はしていますが以下一部ネタバレを含みますので、ご注意ください。 7月29日にMX4Dで鑑賞 これは「ゴジラ」なのか 公開日の7月29日、「MX4D」で座席を予約した筆者は六本木の劇場へ。館内は40代前後の男性客が最も多く、中にはアメリカ人の旅行客の姿もありました。 映画は冒頭、「私は好きにした、君らも好きにしろ」との書置きが残された無人プレジャーボートが羽田沖で発見されるところから始まります。プレジャーボートの持ち主はある研究の権威、牧吾郎博士。 時を同じくして東京湾で謎の巨大不明生物が姿を現します。第一報を受けた内閣官房副長官・政務担当 矢口蘭堂(長谷川博己)らは対策チーム「巨大不明生物特設災害対策本部」(通称:巨災