■「影響なし」想定に批判 歩行者に優しいまちづくりを目指し、京都市が四条通で進める歩道拡幅工事に伴い、慢性的な渋滞が問題となっている。あまりの渋滞の激しさに市バス運転手が「歩いた方が…」と乗客に降車を促すアナウンスを流したこともあるほどで、「悪夢」との声すらあがる。市は当初、「交通に大きな影響なし」と見込むなど、想定の甘さが批判されている。他の幹線道路でも歩道を拡幅する計画があり、「渋滞がさらにひどくなる」との危惧も出ている。(池田進一) ◆バスの降車促す 市の中心部を東西に延びる四条通はいつも国内外の観光客や買い物客であふれかえっている。これまで歩道は幅3・5メートルだったが、ゆったり歩けるように最大で6・5メートルに拡幅することになり昨秋に着工、今秋に完成する。一方、車道は片側2車線から1車線になる。 すでに歩道の一部は拡幅され、歩行者にはすこぶる好評だ。友人と歩いていたカナダ
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