人工知能プログラムの研修では、全員でプログラムをつくることが大事です。一人のハッカーに頼ってはいけません(図1)。 どうしてこんな当たり前のことを言うのかというと、人工知能の研修では、そして実際の人工知能の実装でも、少数のハッカーがぱっとつくってしまいがちだからです。これでは研修としては意味がありません。全員でワイワイガヤガヤしながら、つくっていくことこそが研修です。 前回は、将棋プログラムをつくる人工知能研修の企画や準備を見てきました。今回は、実際の人工知能のプログラミング研修の中身を見ていくことにします。人工知能研修でのプログラミングは、企画や戦略立案が終了し、企画部門への要求をヒアリングをして、受講者がどんな人工知能プログラムをつくるのかを決めてからスタートします。 上でも触れたように、研修ではチーム一丸となり、全員でプログラムをつくるように誘導します。それでこそ研修も盛り上がります