「フジテレビ長谷川豊アナ 懲戒処分」のニュースが流れたのは、昨年6月11日のことだった。 事の発端はこうだ。2010年9月に突如決まった長谷川のニューヨーク赴任に際し、彼が手配していたマンションについて、現地支局側は不動産会社に無理な値下げを要求し、入居交渉が決裂しかけていた。 このままだと赴任しても住む家がない…。そんな危機的状況の中、長谷川は自ら不動産会社に掛け合い、値下げ分を先に自分が支払うことで、契約を成立させることにした。この時、そのお金を「敷金」として会社の仮払金で支払ったが、これが「滞在費の不正使用」と判断されたのだ。 長谷川は支払う前から再三にわたり、「いったんの立て替えであって、帰国時に全額自分で払う」という旨を会社に伝えてあったが、会社は「業務上横領」という名目で、降格とニューヨーク支局勤務の解職、そしてアナウンス室からの異動という処分を下した。 「あの日(昨年