──朝日新聞社のスタンスとしては、甲子園大会の運営では一定の収益が計上され、分配金を軟式野球選手権、少年野球の振興などに回せるくらいの金額が出ればいいという考え方ですか。 高蔵 そうですね。今年は100年目の大会で、いろんな記念事業をやります。そういうのに、結構、おカネがかかるんですよね。たとえば優勝旗がボロボロになっているので、100回大会をめどに新調しよう、と。優勝旗を新調すると、100万円、200万円というわけにはいきません。(3年後の)100回大会は記念大会なので、55校に学校数が増えます。当然、そこの交通費や宿泊費も増えますよね。