まず、日本の原子力産業にはどんな会社があって、どれくらいのお金が動いているかを調べてみました。日本で原子炉を作っている会社は、三菱、日立、東芝の3社です。その他に核燃料を作る会社から廃棄物を処理する会社までたくさんの会社があります。原子力産業全体の2001年度の売上高は、約1兆7500万円。電気事業者全体が2001年度に原子力関連に支出した金額が約2兆円強です(「原子力市民年鑑2003」より)。いずれにしても 莫大な金額が原子力をめぐって動いていることがわかります。 「原子力発電の原理」のページで、原発には2種類あることが解説されていたと思います。加圧水型原発(PWR)と沸騰水型原発(BWR)です。加圧水型原発(PWR)はアメリカのウェスチングハウス(WH)社が開発し、日本の三菱重工業が技術提携して作っています。加圧水型原発を採用しているのは、北海道電力、関西電力、四国電力、九州電力です。