ロンドン(London)の高等法院前で抗議のチラシをかかげるケニアの元マウマウ団(Mau Mau)戦士ら(2009年6月23日撮影)。(c)AFP/Ben Stansall 【6月24日 AFP】5人の高齢のケニア人たちが23日、半世紀前の英国植民地時代に拷問を受け違法に投獄されたとして、英国政府を相手取り損害賠償請求を起こした。 裁判を起こしたのは、英国植民地時代に独立闘争を担ったマウマウ団(Mau Mau)の元戦士(男性3人、女性2人)。1950年代のいわゆるマウマウ戦争では、マウマウ団と英国植民地軍が激しく衝突し、同団の戦士ら推定16万人が拘束され、強制労働キャンプに収容された。 ロンドン(London)の高等法院(High Court of Justice)に損害賠償請求を起こすため、生まれて初めてケニアを離れた5人は、英国植民地政府に貼られた「テロリスト」のレッテルを取り払い、「
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2008年03月21日 (金)視点・論点 「道のり険しいケニヤの再生」 国際政治ジャーナリスト 堀徹男 アフリカのケニヤの大統領選挙で現職の再選をめぐって部族間の対立から暴動となり、多くの犠牲者を出しました。こうした事態を打開するため、国連のアナン前事務総長らがねばり強い説得工作を続けた結果、先月の末には対立する2大政党が連立を組むことで合意に達し、ケニヤ再生の一歩を踏み出しました。今晩はアフリカの安定国家と言われてきたケニヤが陥った問題店について考えてみたいと思います。 ケニヤの大統領選挙は去年の12月に投票が行なわれ、現職のキバキ大統領の再選が発表になりました。この選挙結果をきっかけに全国各地で暴動が起きました。その犠牲者は今年の2月初めまでに野党の国会議員を含む1000人以上に上り、およそ30万人が家を失って、難民となりました。
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