イラク南部の砂漠にある古代都市「ギルス」で、長らく失われていたシュメール文明の宮殿と神殿が発見されたそうだ。 遺跡は紀元前3000年代中頃までさかのぼるもの。古代シュメール人の手によって文明が興った、まさに人類文明の黎明期のものだと考えられている。 これを発掘した考古学者は、誰も信じない中、己の信念を貫き通して忍耐強く発掘を続け、ついに大発見をすることになった。 シュメール文明発祥の地「テルロー遺跡」 シュメール人は紀元前3500~前2000年に、世界で初めて文字を発明し、最初の法律を制定したといわれている。 科学技術や芸術など、さまざまな分野で彼らがもたらした革新は、メソポタミア周辺地域で興った文化の基礎となった。 イラク南部にある「テルロー遺跡(Telloh)」は、世界最初期の都市であり、シュメール文化の中心でもあった伝説の都市「ギルス(Girsu)」があったことろだ。 あまり知られて