ブックマーク / www.astroarts.co.jp (207)

  • エウロパ探査ミッション「エウロパ・クリッパー」の継続を承認

  • オシリス・レックスの着陸候補地点を4か所選定

    探査機「オシリス・レックス」が小惑星「ベンヌ」に着陸して試料採取を行う候補地点が4か所選ばれた。採取は来年後半に行われる予定だ。 【2019年8月14日 NASA】 NASAの小惑星探査機「オシリス・レックス」は2018年12月に小惑星「ベンヌ」に到着して以来、ベンヌ全球の地形を観測し、試料採取を安全に行える場所を探してきた。今回選定された4か所の候補地点にはそれぞれ、「Nightingale(サヨナキドリ)」「Kingfisher(カワセミ)」「Osprey(ミサゴ)」「Sandpiper(シギ)」と名付けられている。すべてエジプトに生息する鳥の名前だ。探査機の名前(OSIRIS-REx)と小惑星の名前(Bennu)はエジプトの神々にちなんだもので、ベンヌ表面の地形には神話に登場する鳥の名前が付けられることになっている。 試料採取を行う4か所の候補地点(各画像の円)。画像クリックで表示拡

    オシリス・レックスの着陸候補地点を4か所選定
  • あなたの街にタッチダウン!「はやぶさ2」実物大模型が全国へ

    この夏、大きな成果をあげた「はやぶさ2」。その実物大模型が全国を巡っています。忠実に再現された模型に触れて、「はやぶさ2」の偉業を感じてみませんか。 【2019年8月7日 星ナビ編集部】 紹介:間瀬康文さん(特定非営利活動法人ギガスター) (「星ナビ」2019年9月号「News Watch」より) 2011年に私たちが製作した初代「はやぶさ」模型は、全国25か所で展示され再現性の高さで大変好評を得た。あれから8年経った今、「はやぶさ2」模型を全国に貸し出すべく、私はさらに進化した「はやぶさ2」の移動式実物大模型の製作に挑戦した。 スラスターノズルやサンプラーホーンの収納構造、観測装置のレンズやカセグレンミラーなど光学部品に至るまで、現在運用されている「はやぶさ2」の無駄のない構造を忠実に再現した。また、その忠実な再現を来場者がより近くで見られるように、近づいても安全に観察できるような構造を

    あなたの街にタッチダウン!「はやぶさ2」実物大模型が全国へ
  • 「はやぶさ2」第2回着陸地点は「うちでのこづち」

    「はやぶさ2」の第2回タッチダウンで撮影された新たな画像や動画が公開された。また着陸地点のニックネームは「うちでのこづち」と決まった。 【2019年7月29日 JAXA】 7月11日に小惑星リュウグウへの第2回タッチダウン(PPTD)を成功させた探査機「はやぶさ2」は、翌12日に高度20kmのホームポジションに戻った。現在はホバリングの高度を下げてリュウグウを観測する運用が行われており、7月25〜27日には高度約5kmまで降下した。 7月25日の記者説明会では、第2回タッチダウンの際に撮影された新たな画像や動画が公開された。 「はやぶさ2」の側面にある小型モニタカメラ「CAM-H」では、タッチダウンの約3分前から5分後までの、サンプラーホーン先端付近の様子が連続撮影されている。この連続画像から作られた動画では、着地の瞬間にプロジェクタイルが発射され、おびただしい数の岩石の破片が舞い上がる様

    「はやぶさ2」第2回着陸地点は「うちでのこづち」
  • 世界初、ISSで月の重力を模したマウス長期飼育に成功

  • 60年前の扇形オーロラと巨大磁気嵐の関連

    1958年に日各地で目撃されたオーロラのスケッチや連続写真などの分析から、扇形に広がったオーロラの実態や大規模な磁気嵐との関連性が明らかにされた。 【2019年5月23日 国立極地研究所】 オーロラを描いたと思われる絵や図のなかには、大きく広がった扇形の描写が見られるものがある。1770年9月に京都から見えたオーロラを記録した絵図や、1872年3月に出現したオーロラを描いた絵画には、北の空に放射状にのびる白い光の筋が大きく広がった様子が表されている。 (左)1770年9月に京都から見えたオーロラを描いた絵図。松阪市所蔵の古典籍『星解』より(提供:三重県松阪市)、(右)フランスの天文学者・画家のエティエンヌ・レオポール・トルーヴェロが描いた1872年3月1日のオーロラの絵画。9時25分という時刻も記録されている 1770年9月のオーロラについては史上最大規模の磁気嵐に伴うものであることが研

    60年前の扇形オーロラと巨大磁気嵐の関連
  • ESAの火星探査車に「ロザリンド・フランクリン」と命名

    欧州とロシアの火星探査ミッション「エクソマーズ」で2020年に打ち上げ予定のローバーが「ロザリンド・フランクリン」と命名された。 【2019年2月14日 ヨーロッパ宇宙機関】 「エクソマーズ (ExoMars)」はヨーロッパ宇宙機関(ESA)とロシア・ロスコスモスによる共同の火星探査ミッションだ。2016年3月に打ち上げられ同10月から火星周回を開始した探査機「トレース・ガス・オービター(TGO)」と、2020年に打ち上げ予定の探査ローバー「エクソマーズ・ローバー」からなっており、このうちTGOは火星の大気に含まれている微量ガスを調査して、生命活動や地質活動につながる証拠を探している。 一方の「エクソマーズ・ローバー」は、火星の表面を移動する能力と火星の地中を詳しく調査する能力を兼ね備えた初の探査車だ。かつて火星には水が存在していたが、現在は強い放射線にさらされた乾いた表面が広がっている。

    ESAの火星探査車に「ロザリンド・フランクリン」と命名
  • アームストロング船長を描いた映画『ファースト・マン』

  • キュリオシティが来た道は、意外に低密度の地だった

    火星探査車「キュリオシティ」が数年にわたって走行してきたシャープ山のふもとが、意外に密度の低い場所であることがわかった。クレーターの中央にあるこの山がどのように出来たのかを探るヒントになる成果だ。 【2019年2月1日 NASA】 2012年から火星の赤道付近で活動中の探査車「キュリオシティ」は、直径154kmのゲール・クレーターの中心にある高さ5000mのシャープ山の裾野を2014年から登り続け、その途上で地表の撮影や岩石の掘削分析など様々な調査を行っている。 そのキュリオシティに搭載された加速度計のデータから、シャープ山の生成の謎に関する興味深い発見がもたらされた。2012年から2017年にかけて取得した700回の計測結果から、キュリオシティが地表から受ける重力が予想以上に小さいことがわかったのだ。これは、これまで辿ってきたシャープ山の裾野地域の密度が1立方mあたり1.5t~1.8t程

    キュリオシティが来た道は、意外に低密度の地だった
  • 2020年の暦要項発表、夏至の日に全国で日食

    暦要項では一貫して「平成32年」と表記するが、必要に応じ適宜読み替えること 2019年2月1日現在制定されている法令(未施行を含む)に基づくものを記載している 2月24日、5月6日は振替休日となる。また、2020年は、うるう年である 2020年より、天皇誕生日は2月23日になる。また「体育の日」は「スポーツの日」となる 2020年に限り、海の日は7月23日(来は7月第3月曜日=20日)、スポーツの日は7月24日(来は10月第2月曜=10月12日)、山の日は8月10日(来は8月11日)になる 2020年の日・月など 2020年には、世界全体で日が2回起こる(以下で日付は日時)。 6月21日:金環日アフリカ、北インド、中国など) 日では16~18時ごろに部分が見られる。西日ほど大きく欠け、最大分は那覇で約0.84、東京で約0.47、札幌で約0.29 12月14~15日

    2020年の暦要項発表、夏至の日に全国で日食
  • 月から持ち帰られた石は地球最古の岩石かもしれない

    約50年前にアポロ14号の宇宙飛行士が地球へ持ち帰った月の石に、地球由来と思われる物質が含まれていることがわかった。この石は40億年前の天体衝突によって地球から飛び出し、月に到達したものかもしれない。 【2019年1月31日 NASA】 スウェーデン自然史博物館のJeremy Bellucciさんたちの研究チームが、48年前のアポロ14号の月探査で地球に持ち帰られた岩石の分析から、この岩石がもともとは地球で作られたものである可能性を発表した。 1971年2月、月面上で作業を行うアポロ14号の宇宙飛行士Alan B. Shepard Jr.さん(提供:NASA) Bellucciさんたちの調査で、質量2gの岩石の破片中に石英や長石、ジルコニウムといった物質が見いだされた。これらはいずれも地球ではよく見つかるが、月面で見つかることは非常に珍しいものだ。化学分析から、この破片は地球のような酸素の

    月から持ち帰られた石は地球最古の岩石かもしれない
  • 皆既月食中にとらえられた月面衝突閃光

    1月21日の皆既月中、流星体の衝突によるものとみられる月面上の閃光が世界各地で観測された。月中の月面衝突閃光がとらえられたのは史上初だ。 【2019年1月28日 国際流星機構】 満月となった1月21日(世界時。以下同)、日では昼間の時間帯に、南北アメリカ大陸を中心とした広い地域で皆既月が見られた。月が地球の影にすべて入り皆既となったころの4時41分38秒、月面の南西部にある「湿りの海」で0.3秒ほどの閃光が見られ、モロッコ、アメリカ、オランダ、スペインなど世界各地で観測された。 スペインの「MIDASサーベイ」プロジェクトで観測された月面衝突閃光。右側の写真の矢印の部分の白い点が閃光(提供:MIDAS Survey、以下同) スペインの月面衝突閃光観測プロジェクトMIDASが同国内3か所に設置した高感度カメラの映像から、この閃光が流星体の衝突によるものであることが確認された。皆既

    皆既月食中にとらえられた月面衝突閃光
  • 2019年1月6日 部分日食

  • LIGOとVirgoが4件の重力波イベントを新たに検出 - アストロアーツ

    米国と欧州の重力波検出器「LIGO」「Virgo」で、2017年8月までに新たに4件の重力波が検出されたことが発表された。 【2018年12月10日 LIGO Caltech】 12月1日、LIGOとVirgoの合同研究チームは、これまでに検出されたすべての重力波イベントを収録したカタログを公開した。これには恒星質量ブラックホール連星の合体による重力波が10件、中性子星同士の合体による重力波が1件含まれている。ブラックホールの合体現象のうち6件はこれまでに発表済みの現象で、残り4件は今回初めて公表されたものだ。 LIGOとVirgoで検出されたブラックホール連星の質量(青色)。縦軸の単位は太陽質量。重力波で見つかったブラックホールは、X線観測のみで発見されたブラックホール(紫色)に比べて質量が大きな別のグループであることが示唆される。黄色はこれまでの観測で質量がわかっている中性子星、オレン

    LIGOとVirgoが4件の重力波イベントを新たに検出 - アストロアーツ
  • 金星探査機「あかつき」、延長ミッションに移行 - アストロアーツ

    JAXAの金星探査機「あかつき」が2016年4月から2年間の定常運用を終え、今後は3年間の延長運用に移行することが発表された。 【2018年12月10日 JAXA】 「あかつき」は2010年5月に打ち上げられ、同12月7日に金星周回軌道に投入される予定だったが、軌道投入のための逆噴射を行う主エンジンが噴射途中で破損し、金星周回軌道への投入に失敗した。そこで、5年後の2015年12月7日に姿勢制御用のスラスターを使って再び軌道投入を試み、遠金点が44万km、周期14日で金星の周りを公転する長楕円軌道に投入することに成功した。その後、2016年4月に軌道修正が行われ、近金点8000〜1万km、遠金点36万km、周期10.5日の軌道で定常観測を行ってきた。 「あかつき」はこれまでの観測で、金星大気の中層から下層にかけての赤道付近にジェット状の風の流れ(赤道ジェット)が存在することを明らかにしたり

    金星探査機「あかつき」、延長ミッションに移行 - アストロアーツ
  • 赤外線観測で調べたオウムアムアの特性 - アストロアーツ

    赤外線天文衛星「スピッツァー」の観測とモデル計算により得られた、恒星間天体「オウムアムア」の大きさや反射率に関する新たな研究成果が発表された。 【2018年11月20日 NASA JPL】 2017年10月に米・ハワイのパンスターズ望遠鏡で発見された史上初の恒星間天体「オウムアムア」(1I/2017 U1)は、発見直後から世界中の望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡で観測が行われ、大きさや特徴などが調べられてきた。可視光線波長での明るさが大きく変化することから、オウムアムアはおそらく細長い形をしており、長径が800mほどだろうとみられている。 オウムアムアの想像イラスト(提供:European Southern Observatory / M. Kornmesser) その後、オウムアムアの運動の様子を調べた研究から、オウムアムアは彗星のように凍ったガスでできており、太陽へ接近した際に表面からガスが

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  • 青空の中で確認できるか?11日朝「こうのとり」7号機が日本上空で大気圏再突入 - アストロアーツ

    11月11日(日)の朝6時40分ごろ、宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機が日上空で大気圏再突入する。これに伴う火球や雲が見えるかもしれないので注目してみたい。倉敷科学センターの三島和久さんに解説いただいた。 【2018年11月9日 三島和久さん】 筆者:三島和久さん(倉敷科学センター) JAXAは11月6日、宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV-7)が、11月11日(日)午前6時40分前後、日上空付近で大気圏再突入することを報じた。 「こうのとり」7号機の大気圏再突入のルートと日時(提供:JAXA「宇宙ステーション・きぼう 広報情報センター」ウェブページ) スペースシャトルや宇宙ステーション「ミール」など、大型の人工衛星が地上に落下(大気圏再突入)する際には、大規模な火球となって昼間の青空の中でも目撃された実例がある。日の出直後の明るい空の中でHTV-7の火球が確

    青空の中で確認できるか?11日朝「こうのとり」7号機が日本上空で大気圏再突入 - アストロアーツ
  • 上昇する「はやぶさ2」が自撮りした「遙かなる影」 - アストロアーツ

    小惑星探査機「はやぶさ2」の着陸リハーサルで、小惑星リュウグウの表面近くから上昇する間に撮影された「影の自撮り」動画が公開された。 【2018年11月5日 JAXA】 10月25日に行われた「はやぶさ2」の第3回着陸リハーサル(TD1-R3)では、11時38分(日時間)に高度約12mまで降下することに成功し、これまでに到達した最低高度の記録を更新した。「はやぶさ2」の機体の高さはサンプラーホーン(長さ約1m)を含めておよそ2.3mなので、これはリュウグウ表面まであと「機体5個分」の高さを残すのみという、表面ぎりぎりの高度まで降りたことになる。 最低高度に到達した後、「はやぶさ2」が上昇する間に、機体の側面に取り付けられている小型モニタカメラ(CAM-H)で連続撮影された画像が動画として公開された。 上昇する「はやぶさ2」の小型モニタカメラ(CAM-H)で撮影された画像。最低高度到達の約1

    上昇する「はやぶさ2」が自撮りした「遙かなる影」 - アストロアーツ
  • 「はやぶさ2」リュウグウ着陸は来年に延期 - アストロアーツ

    「はやぶさ2」の運用チームは、今月下旬に予定されていた小惑星リュウグウへの最初の着陸を来年1月以降に延期すると発表した。 【2018年10月15日 JAXA】 「はやぶさ2」プロジェクトチームは延期の理由として、着地とサンプル採取を成功させるためには、リュウグウ表面の厳しい凹凸地形を克服する必要があり、また50mより低い高度で「はやぶさ2」の航法誘導や距離計測が正常に行えるかどうかを見極める必要があるためとしている。 「はやぶさ2」はこれまでに6回の降下運用を行い、10月3日に行われた着陸機「MASCOT」の分離では高度51mまで降下した。こうした運用のたびに、着地候補地点の画像を低い高度から撮影し、着地に支障のある高さ50cm以上の岩塊の分布などを調べてきた。 これまでの分析で、リュウグウの表面は「平坦な砂地に岩塊が点在している」という状況ではなく、大小の岩石が集まってできた「岩しかない

    「はやぶさ2」リュウグウ着陸は来年に延期 - アストロアーツ
  • NASA設立から60年 - アストロアーツ