東寺百合文書とは 東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)は、京都の東寺に伝えられた日本中世の古文書で、現在は京都府立京都学・歴彩館(旧京都府立総合資料館)が所蔵しています。8世紀から18世紀までの約1千年間にわたる膨大な量の古文書群で、その数はおよそ2万5千通に及びます。中でも、もっとも充実しているのが、14世紀から16世紀あたりの文書です。 名前の由来は、江戸時代に遡ります。加賀藩の第5代藩主だった前田綱紀が百個の桐箱を文書の保存容器として東寺に寄附し、その後はこの箱に納められて伝えられてきたことから、「東寺百合文書」と呼ばれるようになりました。 東寺百合文書は、1967年(昭和42年)に京都府が東寺から購入し、現在は、京都府立京都学・歴彩館(旧京都府立総合資料館)の収蔵庫で保管されています。史料的価値がとても高いということで、1997年(平成9年)には国宝に指定されました。 東寺とは
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