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  • かがり火 134号

    ―資主義内社会主義のような佐呂間漁業協同組合ー 北島三郎や鳥羽一郎などが歌う演歌に出てくる漁師さんたちには共通のイメージがあるようだ。逆巻く波をものともせず漁に出て、頭にはねじり鉢巻き、腹には晒しを巻いての一升酒、宵越しの金は持たないきっぷのよさ、度胸があって豪快で一気……。 ところがである。北海道佐呂間漁業協同組合に所属する漁師さんたちは、このイメージとはかなり違う。海がしけると絶対に船は出さないし、お酒を飲めない人も少なくない。それに、稼いだ金はがっちり貯蓄している。正確にいうならば、漁協の指導で貯蓄させられている。自分のお金なのに自分で勝手に使えない。資主義の中の社会主義のような佐呂間漁協のシステムを紹介しよう。 お金は漁協が管理 「いまの日では、自分で稼いだ金は何に使おうとも誰からも文句を言われないはずですが、佐呂間漁協の組合員である漁師たちはそうはいかないんですよ

    かがり火 134号
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