アンゴラの南部から始まるナミブ砂漠を南下して、エトシャ国立公園を訪れました。ここではエトシャ・パンと呼ばれる塩性の湿地があり、その水場を中心に野生動物たちが暮らしています。 最古のアフリカ人 いわゆるサハラ以南アフリカ(サブサハラアフリカ)に居住する大多数の人はバントゥー系と呼ばれる人々で、カメルーンとナイジェリアの国境付近に祖地を持つ人々です。コンゴのリンガラ語やコンゴ語も、南アフリカのズールー語やコサ語も、ケニアのスワヒリ語やキクユ語もみなバントゥー系の言語(バントゥー語族)と呼ばれています。 その大多数のバントゥーに対して、ごく少数であるのがコイサン系の人々です。彼らは「ブッシュマン」として広く知られていますが、この「ブッシュマン」という言葉は「藪の中で暮らす人」という意味であり、日本の新聞では侮蔑語と判断され使われていません。その代わり「サン」や「コイコイ(ホッテントット)」といっ
![『人と生きる、動物と生きるーEtosha NP, Namibia』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/75e6cef72404787850d60bd3b16a6db377156c5f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstat.ameba.jp%2Fuser_images%2F20140702%2F22%2Fsusumuafrica%2F2f%2Fa3%2Fj%2Fo0800060012991431500.jpg)