ゴーン解任は、日本とフランスの関係にまで、影響を及ぼしそうな気配 Regis Duvignau-REUTERS <今回のゴーン解任劇に対し、フランス人が驚き、疑念を抱いている点が3つある> 今年、2018年は、江戸時代末期の日本とフランスが日仏修好通商条約を締結して160周年にあたる。それを祝って、両国で華やかな文化行事が行われ、ハイレベルの要人往来も行われた。そして、日産とルノーのアライアンスは、永年の日仏交流のなかで最大級の成果として、日仏双方から称えられてきた。 そうしたお祝いムードに、今回の突然のゴーン解任劇は、冷水を浴びせた。しかも、日産とルノーの関係だけでなく、日本とフランスの関係にまで、影響を及ぼしそうな気配なのだ。 その原因となっているのは、今回の解任劇をめぐる日本とフランスの間の認識のギャップである。 もとより、フランスの認識といっても、すべてのフランス人が一枚岩という
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