神戸市北区で一昨年から、男性宅に何者かが侵入する事件が相次いだ。金目のものは盗まれていないが、枕元付近には「液体」が点々とし、ベランダに干していた下着にも「液体」らしきものが付着してパリパリに。被害者は一人暮らしの男性ばかりで、40~60代の中高年だ。犯人は何が狙いなのか。この不可解な事件で、兵庫県警有馬署は昨年11月、住居侵入容疑で27歳の男を逮捕したが、その供述は「好みのタイプを狙った」。忍び込んでは男性の寝顔を見て自慰行為にふけり、現場に痕跡を残していたという。一連の信じがたい犯行は、学生時代の「片思い」が引き金になっていたようだ。謎の液体を残す犯人 物音でふと目が覚めると、部屋を出て行く男の後ろ姿が見えた。追いかけたが、逃げられた。寝室に戻ると、枕元近くの布団にべっとりと付着した液体…。 平成24年10月から昨年8月にかけ、神戸市北区の独居男性宅に何者かが侵入する事件が8件発生した