今月、神奈川県の海岸に打ち上げられたシロナガスクジラの赤ちゃんについて専門家が調べた結果、胃の中からプラスチックが見つかったことがわかりました。専門家は「母乳しか飲んでいないクジラが誤って飲み込んでしまうほど、海にプラスチックが浮いていることが推測できる」としています。 国立科学博物館などの専門家が詳しく調べた結果、胃の中から折り畳まれた状態で、3センチ四方ほどの大きさのプラスチック片が見つかったということです。 専門家によりますと、このクジラは母乳しか飲んでいない時期だったと推定され、餌をとろうとして飲み込んだのではなく、泳いでいる間に誤って飲み込んだと見られるということです。 見つかったプラスチック片は死因とは直接の関係はないと見られるものの、プラスチックによる海洋汚染の広がりを示す事例だとしています。 国立科学博物館動物研究部の田島木綿子研究主幹は「年間100件くらい生物を調査をして