9日午前6時15分ごろ、大分県日出町のJR日豊線中山香-杵築間で、下り普通列車が倒木と衝突した。乗客43人のうち、男子高校生が耳付近に擦り傷を負い、病院に運ばれた。気分が悪いと訴えた女子高校生(15)も搬送されたが、外傷はない。 JR九州によると、倒木は直径が最大70センチ、長さ8メートル以上だった。列車は2両編成で、男子高校生は先頭車両に乗っていた。 事故で日豊線は中津-亀川間で運転を見合わせたが、同日午後までに上下線とも再開した。特急29本が運休するなどダイヤが大幅に乱れ、約8千人に影響した。