12日午前10時20分ごろ、大阪府吹田市片山町のアパートの一室で、大阪府警吹田署員が衣装ケースの中に乳児の遺体が入っているのを見つけた。府警は同日、長女(16)に対する傷害容疑でこの部屋に住む無職、白土(しらつち)憲昭容疑者(42)を逮捕。家宅捜索し、遺体を見つけた。今後、白土容疑者や30代の妻が事情を知っているとみて、死体遺棄容疑で捜査する方針。 捜査1課によると、遺体が見つかった衣装ケースは洋室の段ボールの中にあった。遺体は乳児用の服を着て毛布でくるまれ、一部は白骨化していた。母親は「ミルクを飲まず病院へ連れて行こうとしたが、生まれて数日後に死んだ」と説明しているという。 白土容疑者の逮捕容疑は3月9日午後、自宅で長女の頭をつかんで引き倒し、顔などに全治約2週間の軽傷を負わせたとしている。