新潟県佐渡市にある真言宗豊山派北豊山長谷寺(ちょうこくじ)に、高さ約6メートルの巨大な「ウサギ観音」がお目見えし、話題になっている。ウサギが立ち上がっている像で、胴体には十一面観音のお顔が刻まれている。このウサギ観音は11月3日に行われた除幕式でお披露目。夜になるとLEDライトで赤く目が光るのが特徴で、「ツッコミどころだらけ」「ラスボス感がある」とネットで人気となり、新たな観光スポットになりつつある。 当初、長谷寺では、目から夜空に向けて約3km先まで照らす赤色のレーザー光線が出るよう、施す予定だったというが、「航空法の都合で断念」したという。なぜ、目からレーザー光線を出してはいけないのか。そもそもなぜ、レーザー光線を出そうと思ったのか。長谷寺の富田宝元住職に聞いた。 ●朽ちていく国の登録有形文化財、でも修繕費は国から1円も出ない 長谷寺は、天平年間(729年)に僧侶の行基が修行した場所と