『隠れ疲労 休んでも取れないグッタリ感の正体』(梶本修身/朝日新聞出版) 睡眠時間を削って仕事に勤しむ。一時的であれば特に問題はないのだが、これが1か月近く続くと、どうも疲れてしまうらしい。そのせいもあって、先日身体を壊してしまった。以前は野菜ジュースを2パックがぶ飲みして、1日安静にしていれば大抵治ってしまったものだが、今回の風邪は長引き、万全な状態までかかった日数は4日。老いがゆっくり迫っている恐怖を感じたものだ。 だが、今回のテーマは老いではない。それは、風邪を引いて寝込む前、私は疲れているという自覚が一切なかったということだ。仕事や勉強で集中し、気を張っていると、本当は疲れているはずなのに「疲れた」と感じない。そんな経験がみなさんにもあるだろう。そんな状態になると、つい休むのは後回し。「まだまだイケるぜ!」とさらに頑張りたくなってしまうものだ。 そして、この一種のトランス状態の末路
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