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2020年4月12日のブックマーク (2件)

  • 不安な時代の感情論

    COVID-19パンデミックで、世界中が不安になっている。こんなときこそ冷静に、理性的にありたいと思う。 だが、人間は自分たちが思うほど理性的な動物でないようだ。経済も感情が動かし、同時に感情を動かしてもいる。ソーシャルネットワークのやりとりを観察して、「人は理性的な生き物だ」という結論に達せるだろうか。 そうした(再)発見が指し示すのは、感情は理性によって制御できる/すべきという人間観・社会観の限界だろう。むしろ、求められるのは、個人として自分のさまざまな感情と付き合うこと、また社会・経済のなかで感情がどう扱われているかを(できれば)理性的に吟味することかもしれない。 特集では、私たちの「感情」にさまざまな角度から光を当て、この不安な時代に生きる心構えとは何かを探る。

    不安な時代の感情論
  • ユヴァル・ノア・ハラリ「年末までに我々は新しい世界を生きることになる」 | 『サピエンス全史』著者がコロナ危機後を分析

    コロナ危機後の世界とは ──14世紀半ば、こんにち「最初のグローバル化」と呼ばれる時代に、シルクロードを旅する商人たちが中国からもたらした腺ペストは、最初イタリアとフランスを襲い、続いてイギリスに到達して、全ヨーロッパに広がりました。 ヨーロッパの人口の半分がその過程で死亡していますが、感染症の深刻な流行がもたらした予想外の結果として、社会が激変し、ルネサンスが起こりました。 また、特に西ヨーロッパでは、ペストによる労働力不足が最初の固定給制度や社会権の出現を準備し、封建秩序に終止符を打ちました。 死亡率は別として、この状況は現在と似ていると思いますか? この大災害を乗り越えた後では、世界はそれまでとはまったく違ったものになるのでしょうか? もしそうなら、どのようにしてでしょう? 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の危機は我々の時代にとってきわめて重要な出来事となる可能性がありま

    ユヴァル・ノア・ハラリ「年末までに我々は新しい世界を生きることになる」 | 『サピエンス全史』著者がコロナ危機後を分析